第21回 2007年(平成19年)9月9日
過去最高の5,197人がエントリー。初めて陸連登録者と未登録者を分けて開催。
男子は初マラソンのジュリアス・ギダヒ、女子は加納が優勝。
過去最高の5,197人がエントリーした第21回大会は、初の試みとして日本陸連登録競技者と一般競技者で部門を分け、前者が従来の真駒内セキスイハイムスタジアム、後者が真駒内公園内からの分離スタート方式を採用し、実施した。
例年の8月最終週開催から、大阪世界陸上と日程が重なったため9月9日の開催となったが、スタート時の気温は29度、湿度が58%という厳しい気象条件でのレースとなった。
男子は前半、15㌔付近から下森直選手(安川電機)が飛び出してリードしたが、ペースが落ちた30㌔すぎにケニア出身のジュリアス・ギタヒ選手(日清食品)が追いつき、35㌔すぎにスパートをかけ後続を引き離し、2時間17分26秒でフィニッシュ。フルマラソン初挑戦で優勝を飾った。
女子は、序盤からリードした加納由理選手(セカンドウィンドAC)に弘山晴美選手(資生堂)と小林雅代選手(ファイテン)がついていく展開となったが、加納選手が中間点すぎに2人を一気に引き離し、2時間30分43秒でフィニッシュ。2位の小林選手に約3分の差をつけて初優勝を飾った。
新人賞は男子が23歳の中尾勇生選手(トヨタ紡織)、女子が19歳の重田明穂選手(旭化成)が選ばれ、「若手の登竜門」という本大会にふさわしい成績を収めた。