この道、この夏。

四半世紀の歴史を刻む北海道マラソンは、

「大通公園」発着の都市型コースに、

またスポーツ観光のシンボルとして、

大きく生まれ変わろうとしています。

それに伴ってこれまで親しまれてきた

ロゴ・マークを一新します。

あたらしいロゴ・マークのモチーフは「しんにょう」。

「道」「進」「速」など常用漢字で「しんにょう」を部首とするものは約五十文字を数えます。

言うまでもなく、「道」は北海道の道であり、

そこで繰り広げられるランナーのドラマは、

「迅」「追」「速」「進」に溢れています。

さらに「逃」「迷」「遠」な場面も描かれることでしょう。

沿道で声援をおくる人々は「迎」であり「達」であり「遊」かもしれません。

札幌の夏のゴールを目指して「しんにょう」が駆けていくことで、

街と人とがしっかりと出「逢」うのです。

「しんにょう」の元となる「辵(ちゃく)部」は行きつ止まりつしながら進むこと、

あるいは急いで行くことを表しています。

このモチーフをもとに、走る人とそのシルエットにも、

また疾走感にも思えるラインをデザインすることで、

北海道マラソンの新しい姿を表現しています。